A380フライングホヌ周遊
一カ月ほど前にANAのハワイ便に投入されたA380フライングホヌを活用した周遊便について取り上げました
せめてハワイの気分くらい味わえないかという利用者の要望から生まれた企画です
倍率150倍
コロナ禍において、これはいい作戦だなと思ったわけですが、やはりいろんな理由でハワイには行けないけど(コロナの影響、金銭的に)A380に乗ってみたい!という人は多かったようですね
以下の各社報道によると、ANAのA380の座席数は4クラス520席で、ファーストクラスが8席、ビジネスクラスが56席、プレミアムエコノミーが73席、エコノミーが383席。
コロナ感染防止、連絡バスを使用することやフライト時間が1時間半程度であることなどから、64%ほどの搭乗率に抑えたようです
旅行代金は、1人あたりファーストクラス席が5万円、ビジネスクラス席が窓側3万5000円、通路側3万円、プレミアムエコノミー席が窓側2万5000円、通路側2万円、エコノミークラス席が窓側1万9000円、窓側(翼の上)1万7000円、通路側1万4000円という価格設定
ファーストクラス5万円の倍率が最も高く、水平になるフルフラットでドア付き個室型の最高級の席を体験したい人の申し込みが多かったとのこと
そりゃあ普通にFクラス搭乗しようとしたら桁が2つ違う100万単位になるわけですから、5万円でファーストクラス体験して写真を撮りまくることができれば安いかもしれませんね
選倍率は約150倍で"難関"を突破した乗客334人らが、成田空港から富士山を中心に北関東や長野、愛知、三宅島上空を巡って成田に帰る約2時間の遊覧飛行
超大型機から日本の景色を楽しみました
A380は客寄せパンダ
元々、ハワイ路線というのはJALの牙城であり、ハワイといえばJAL、JALといえばハワイというぐらい強かったのですが、そこを切り崩すために投入されたのがエアバスの大型機A380
世界的な趨勢では退役の方向であるA380ですが、あえてANAはドル箱のハワイ路線に投入することで旅客数を確保しました
それまでは飛行機好きやマイラーの世界では知られたA380も一般的な日本人には馴染みは少なく話題性もあるため暫くはこの人気は続くことでしょう
仮に座席が空いてしまうことがあっても、年々増え続けるマイラー、陸マイラーの貯まったマイルを消化させる意味でも、座席に埋まり具合を見ながら、マイル特典枠を追加することも可能ですから、普段はマイル特典では枠が少なすぎてなかなか獲得できませんが、A380効果で今までよりは確保できる可能性が上がるのではと考えます
まだ暫くは国際線解禁できないようであれば、ANAは第二弾、第三弾を繰り出してきそうですね