新型コロナによって逆風の最中である航空業界とそこで働く皆さん。
とくにJALやANAは社員数も多いので本当に働く側も経営陣も大変な御苦労であると思います。
当然、航空運輸業がゼロになってしまったわけではないので、最低限人も搭乗しているしカーゴの分野では物流で飛行機は頑張ってくれているわけです。
先日お伝えしたように、起死回生の策としてネット通販に力を入れて機内食をはじめ様々なものを販売して売上確保しようという企業努力を重ねています。
出向で頑張る社員のみなさん
それでも全社員従業員に飯を食わせていくのは大変なので、関連会社のみならず各方面に出向という形である種の出稽古に出向いていっておるわけです。
ノジマ電気をはじめとした大手物流会社、大手通信会社、家電量販店、スーパー、などへの民間企業。
民間企業だけでなく、地方自治体なども手をあげてくれています。
農家へも出向
こちらはテレビのニュース番組からの拾い物ですが
関空勤務のANAグループの新入社員が志願して、収穫期に人手不足に悩む果樹園へ出向したという話。
人が余ってしまっているANA
人が足りない果樹園
双方の思惑は一致するわけですが・・・・
空を飛ぶ企業に就職したはずが、地べたに這いつくばるある意味真逆な環境の仕事にも関わらず志願した18人には拍手を贈りたいです。
出向期間は1カ月で報酬はANA側に支払われるということでした。
たった一ヶ月であっても、当初は戸惑いながら失敗を重ねながらも
非常によい経験をして人間的には成長されたのではないかと見てとれました。
画像はありませんが、最終日に別れを惜しみパートのおばちゃんたちをお互い泣きながら寄り添い合っていた姿は印象的でしたね。
内海さんもすっかり顔つきが責任感ある自信に満ちた顔つきになっていました。
果樹園での経験が一回りも二回りも大きくしてくれたことでしょう。
今はまだまだ苦しい状況だと思うのですが、このような経験を重ねた社員さんたちが後々要職にステップアップしていくでしょうから、今後の日系航空会社は益々
米系や欧州系中東系などが足元にも及ばない日本のおもてなしの精神が凝縮された日本の翼を担っていただけるようになると確信しております。
私もこれまでは色々な航空会社のマイルを貯めては空を飛んできて今でもBA、UA。DL。IBなどのマイルを大量に保有していますが今後は日系をできるだけ応援する意味で選択していきたいと考えております。